ラクダのおはなし

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ラクダと聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
大きなコブ?砂漠の動物?

日本ではあまり馴染みのない動物ですが、ラクダの生息する地域では「砂漠の船」「神様からの贈り物」と呼ばれるほど、ラクダは人と深い関わりがあります。今日はそんなラクダの特徴や近年注目されているラクダのミルクについてお話ししていきます。

どんな動物?

ラクダは哺乳類ウシ目ラクダ科ラクダ属に属する動物です。ヒトコブラクダとフタコブラクダの2種類に分けられます。
モンゴルからアフリカ北東部の砂漠気候やステップ気候に生息しています。
バサバサのまつ毛、細長い脚、そしてなんといってもあの大きなコブが特徴的ですね。

太くて長いまつ毛は2列に生えていて、鼻の穴は自由に開閉することができます。これは、砂漠の細かい砂が目や鼻に入るのを防ぐためだといわれています。
また持久力・耐久力に優れていて、重い荷物を乗せて長距離を移動することができます。

ラクダの驚くべき特徴

コブの正体

コブの中には脂肪が詰まっていて、エネルギーの貯蓄庫としての役割があります。背中の上にコブがあることで、砂漠の照りつける太陽の熱から身を守るはたらきもあるのです。

また、体の一箇所に脂肪を集めておくことで、体内の熱を発散しやすくしているともいわれています。
長い間食べものを食べずにいると、コブの脂肪がエネルギーとして使われてだんだんしぼんでいくそうです。

水なしでも生きられる…?!

ラクダは砂漠の過酷な環境下でも、水をまったく飲まずに2週間生きることができるといわれています。
それを可能にする秘密はラクダの血液中の赤血球にあります。

ほとんどの哺乳動物は、体重の12〜14%の水分が体からなくなると命の危険に関わります。
しかし、ラクダは体重の30%の水分が失われても生きることができます。

また、血液中の水分が多くなると一般的な赤血球は破裂してしまいますが、ラクダの赤血球は通常の2倍以上の大きさに膨らんでも破裂することはありません。
このおかげでラクダは一度に大量の水を飲むことができ、長時間水を飲まなくても砂漠で生き延びることができるのです。

体温調節ができる

ラクダの体温は通常36℃前後ですが、外気温に合わせて体温を34〜40℃くらいまで自由に変化させることができます。
気温が高い時は体温を上げて発汗を抑え、涼しい夜の間は体温を下げて体への負担を減らしているのです。

いかがでしたか?

こうしてみていくと、ラクダには砂漠を生き抜くための驚くべき特徴がたくさんあることがわかりましたね。
そんなすごいラクダですが、実はラクダのミルクが近年注目を集めています。

この記事でラクダのミルクのお話もしようと思ったのですが、長くなりそうなので次回たっぷりご紹介していきたいと思います(^^)

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